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石田三成関連書籍リスト

独断でお奨めする、石田三成に関する史書・伝記・小説の類です。
「比較的」お求めやすいものを中心にしていますが、中には絶版になっているものもあります。
また価格は、発売当時のものが多く、最新のものではありません。




書名/出版社 著者(敬称略) 価格 お勧め度 寸評(独断です。ご参考までに)
学研歴史群像シリーズ55
「石田三成」
小和田哲男
白川亨
太田浩司
中井俊一郎
1300円 ★★★★★ 三成関係伝記としては読みやすく、著者の顔ぶれも結構充実した本です。
三成を知りたい方への入門書として、いろんな方に勧めてましたが、最近この本も絶版になっ てしまっていると聞きました。
ただ古本屋になくても、普通の図書館には置いてあると思いますので、やはり最初の一冊として はお奨めです。
最近の「北政所=西軍派」説も取り上げられています。
またP.62からは、従来の三成戦下手説へ反論する当会代表幹事の原稿も載ってます。
(今となっては、ちょっと恥ずかしい青臭い文章ですが。幹事談)
新人物往来社
「石田三成の生涯」
白川亨 9800円 ★★★★ 著者の白川さんは、関ヶ原戦後に津軽に遁れた三成の子孫に、繋がる方です。
(オンライン三成会のオフにも良くお出でいただき、また大変お世話になっております。)
自らの先祖の足跡を自分の足で辿られた文章には迫力があります。特に寿聖院「霊牌日鑑」らの 史料を中心とする、石田家のルーツに、関する検討は秀逸です。
タイトルどおり、三成の生涯を網羅的に追っていて、史料引用も豊富で、また著者独自の見解もあ り、特に三成公の足跡を詳しく知りたい方にお勧めです。
難点は、価格が高いこと。
買うのに躊躇いを感じる方は、やはり図書館を頼りましょう。
PHP新書
「石田三成―知の参謀の実像」
小和田哲男 660円 ★★★★ お求め易さと読み易さからいったら、現時点での三成伝記としてはNO.1の本かもしれません。
通説の三成奸臣説への反論、行政官僚としての三成の新しい側面についても触れられています。
三成の復権にも貢献した本と言えると思います。
ただ気になるのは、三成をいわゆる「文治派」「エリート官僚」という目で捉えすぎていること。それが一般的な三成像なのですが、三成をそういう目で見てしまうと、彼の人物像を見落としてしまうことに、繋がりかねません。
新人物往来社
「石田三成のすべて」
安藤英男編 2000円 ★★★ ご存知新人物往来社の「〜すべて」シリーズの石田三成版です。
「〜すべて」は当たり外れが結構あるのですが、この「石田三成のすべて」は中々良いのではない かと思います。特に後半にある「家臣団辞典」や「遺蹟総覧」などは、結構使い勝手が良いです。
難点は、出版もう20年近くと古いこと。三成関係では、その後に新たな史料がいろいろ出てるので すが、それらは当然ながら反映されてません。
「三成と淀殿」の記事などは、俗説のままですし、引用史料も酷いものです。
雄山閣
「稿本 石田三成」
渡辺世祐 --- ★★★★ 三成伝記の古典的名作です。
初版は明治40年、その後昭和初期に再版されています。明治以降の最初の三成再評価ブームのころに記されたものです。
三成の逸話・事績を史料に基づいてまとめています。史料の出典を明確にしている、良心的な本で す。その後の多くの三成伝記の下敷きになっています。
もちろん内容は古いのですが、三成に関し薀蓄を語りたい際には、是非押さえておきたい本です。 古本屋で5000円以下なら、迷わず「買い」です。
吉川弘文館
「石田三成」
今井林太郎 1650円 ★★★ 悪くないと思います。
歴史に詳しい人なら、ちょっと物足りなく感じられるかもしれませんが。
初版は昭和36年なので、勿論目新しい内容はありません。
内容的には渡辺氏の本に近いですが、読み易さ入手しやすさでは、こちらが上ですね。
講談社
「石田三成」
桑田忠親 350円 ★★ 一番安い三成伝記だったのですが、これももう絶版だそうですね。中身は渡辺氏・今井氏のも のと、そう大差ありません。
内容にはちょっとケチつけたいところもありますが、(実際、会長が原稿の中で恐れ多くもケチつけたこともありますが)大御所の著作ですし、桑田先生が三成贔屓なのは良く分かります。
新人物往来社
「石田三成写真集」
石田多加幸 7000円 ★★ これも絶版ですが、古本屋では良く見ます。
三成関係の史跡のいろんな場所の写真が掲載されています。
タイトルどおり(?)三成自身の複顔した写真もあります。
新人物往来社
「石田三成とその一族」
白川亨 9800円 ★★★★ 「石田三成の生涯」の白川亨氏が、三成の子孫・津軽杉山家のことを中心に書かれた本です。
氏の持論である北政所=西軍派説にも詳しく触れられています。
なかなか難解なところもあり、読むのが大変な面もありますが、値段は高くても中身の濃い本です。
北の街社
「石田三成と津軽の末裔」
佐賀郁朗 2000円 ★★★★ この本は津軽に逃れた三成の子孫の一人である著者の佐賀さんが、自らのルーツを探っていく経過を示した本です。
兄から聞いた「我々は三成の末えいである。」という手紙をきっかけに、ルーツ捜しをはじめ、その過程で多くの人や史料に出会う経緯が描かれ、読み物としても面白いですが、引用されている史料は重要なものばかりで、三成を知りたい人のためにも良い本と思います。
著者の佐賀さんは、ルーツ捜しの過程で、「石田三成とその一族」の白川さんとも会って共同作業をしたそうです。
そのためでしょうが、引用された史料は「・・・一族」と同じものも多いですが、内容はこちらの方がかなり平易に書かれています。お値段もお手ごろですし、「・・・一族」はちょっと高い、と感じられる方にもおすすめです。